膝の痛み院長コラム

しゃがむと膝が痛い原因と対策

しゃがんだ時に、これといった原因もなく

痛み始めたことはありませんか。

年齢が40歳を過ぎている方

肥満体型の方・O脚の方

若い頃に膝のケガをしたことがある方

に起こりやすいと言われています。

 

加齢や肥満体型などが原因で、すり減った軟骨のかけらが

膝の関節を覆う膜を刺激することで炎症が起こり痛みが生じます。

また、骨の変形は、軟骨がなくなってむき出しになった骨同士が

直にこすれ合うことで痛む場合もあります。

 

変形性膝関節症になることもあります

 

もしこれらに当てはまるようなら、変形性膝関節症の可能性があります。

変形性膝関節症は、太ももとスネの骨の接合面にある軟骨のすり減りに端を発し、

そこから徐々に進行して行きます。

軟骨がすり減ると、膝の動かしにくさと慢性的な痛みを感じるようになり、

やがて骨の変形をきたすようになります。

加齢による膝へのダメージのほか、スポーツ中の怪我なども原因として挙げられます。

膝をひねるような横の動きがきっかけになることが多いようです。

膝を曲げた時の突然の痛みには、アイシングや温め、ストレッチ等で対処してください。

 

痛みを感じた際にまず心がけて欲しいのは、無理に動かさないこと。

膝の使いすぎが原因であることも少なくないので、安静を心がけてください。

日常生活動作は通常通りで構いませんが、スポーツや散歩などは控えてほしいという意味です。

 

腫れて熱感が感じられる場合はよく冷やしてください。

濡らしたタオルや氷枕などを利用されると良いです。

腫れや熱感が取れたら、次に温めてください。

お風呂の湯船に浸かって、無理のない範囲でゆっくり膝を

曲げ伸ばしされると良いでしょう。

幹部の炎症を鎮めることで、痛みの緩和が期待できます。

タイミングとしては、当初の熱感が取れた後、

少し時間をおいてから温めると良いでしょう。

 

しゃがむと膝が痛い場合の対策

 

膝を曲げる時に痛むのは、太ももとスネの接合部分の摩擦が

大きくなっていることが原因の場合があります。

摩擦が大きくなるのは、太ももとスネの間の隙間が狭い状態の時です。

太ももとスネの隙間が広がれば摩擦が小さくなり、痛みも緩和します。

この隙間を広くするのに、太ももの筋肉を柔らかくストレッチは有効です。

 

安定した椅子などにつかまりながら膝を曲げ、太ももの全面を伸ばします。

太ももの筋肉が突っ張って痛気持ち良いぐらいの状態でキープします。

この時、背中が丸くならないよう意識してください。

椅子の上に足を乗せ、上体を倒します。

太ももの後ろ側が突っ張って痛気持ち良いと感じられたらそこでキープします。

上体を倒した時、膝は曲げないように注意してください。

このような運動で痛みが解消できない場合は、専門家にご相談ください。