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トリガーポイント

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  • 肩こりがひどくマッサージや温めても治らない。
  • 首や腰の筋肉に触るとコリがあり押すと痛む。
  • 仕事がら同じ姿勢でいることが多い。
  • パソコンを毎日何時間も使用する。
  • 時々手足がしびれる。
  • 首から腕にかけて重だるく感じることがある。
  • 病院・接骨院長く通っているが変わらない。
  • 治療するとその時は良くなるが効果が続かない。

心当たりのある方は、お気軽にご相談ください。

背景と原理

  1. 1 TPから生じる痛みの典型的なパターン
    触診すると収縮化し、衰弱した筋肉内での筋線維の触診可能な過敏帯における局部的圧痛点を含んでいる。筋肉の緊張に伴って発生するTP発生箇所は過敏となった知覚神経、分泌物の増大、組織循環の停滞の部位となる。
  2. 2 活性TPは患者様に痛みを生じさせる
    活性TPとは痛み物質が損傷組織から産出され、感覚神経過度に働きかけている状態である。
  3. 3 潜在的TPは痛みに関しては直接感じることはなく休止状態にあるが、
    動作を制限し、障害を持つ筋肉を弱化させる

    潜在的なTPは障害から回復した後、何年にもわたって持続することがあり、急性の痛みの発症の原因にもなる。 潜在的TPを持つ筋肉では、わずかな過度使用や冷却により再び活性化されるからである。 潜在的なTP、活性TPとも機能障害を生じさせ、活性TPのみ痛みを生じさせる。
  4. 4 正常な筋肉はTPを含んでいない
    正常な筋肉は筋線維の緊張体を持たず力を加えた触診にも過敏ではなく、局部的な痙攣反応を示さない。加えられた圧迫に対して痛みを放散しない。
  5. 5 痛みを出す活性のTPは年齢とともに増大し、中年において増える
  6. 6 TP症状を抱える患者様は障害を持つ筋肉を伸展(筋肉を伸ばす動作)させる恐れのある動作を避け慎重に行動する
    肩を正常に動かせず曲がったままや片方の肩が下がった状態を続ける。
  7. 7 TPが存在する筋肉を抱えていると、正常な関節運動・動作・姿勢は乱れたものとなる
    それはTPの存在が筋肉の収縮を引き起こし、また活性TPにより痛みが生じていれば、その痛みにより筋肉の正常な作用は妨げられることによる。
  8. 8 TPは筋肉と骨と連結部分である付着部、また触診しにくい骨側で発生することが多い
    「トリガー」とは銃の「引き金」のことであり、TPを刺激することで遠隔の離れたところに痛みを引きおこすことになぞらえたものである。

症状

  1. 1 TPから生じる痛みの典型的なパターン
    触診すると収縮化し、衰弱した筋肉内での筋線維の触診可能な過敏帯における局部的圧痛点を含んでいる。筋肉の緊張に伴って発生するTP発生箇所は過敏となった知覚神経、分泌物の増大、組織循環の停滞の部位となる。
  2. 2 関連痛・局所の痛みは通常の指の圧で引き出される
    TPの過敏さが増すほど関連痛・局所に痛みも強くなり、範囲も広がる。
  3. 3 患者様は最近に活性化したTPを訴える
    このTPが取り除かれると痛みがなくなるが、まだ痛みが残っているようでは以前、または昔のTPの存在が痛みを引き起こす可能性が残っている。
  4. 4 痛みの程度はTPの過敏さ、活動性に依存する
    発痛物質の刺激感受性が組織細胞で活発化しているためである。筋紡錘異状による異常な電気信号による自発的電気活動・スパイク派の発生やその他にも情動的要因も考えられる。
  5. 5 急性に対する過負荷、持続する緊張状態、無理な運動、直接の外傷、冷却(冷え・エアコンによる風)によって活性化される
  6. 6 他のTPが関係し、内臓疾患、関節炎の関節、情緒的苦痛によっても活性化される
  7. 7 TPにより慢性的に過負荷となっている隣接する協力筋に起こりやすい
    首の痛みのように後ろの筋肉が痛むうちに今度は前の筋肉に痛みが出る。
  8. 8 TPの刺激感受性は時間帯により、日により異なる
  9. 9 TPの刺激感受性は多くの要素によって潜在レベル(痛みを直接感じない)から
    活性レベル(痛みを感じる)へ増大する

    活性化しやすい要因として睡眠時にある筋肉を長時間にわたり短縮化した姿勢で眠ること、不用意な外力による無理な動き、急な動きによりTPを含む筋の急激な短縮がある。もちろん痛みの感じ方、言葉へのあらわし方には個人差があるが、人体の組織へのダメージは確実に進行しています。無理な負荷に続いて自律神経の緊張状態が続くことでさらに痛みが長引くことにもなります。
  10. 10 TPはその制限された動きをガードする習慣をもたらし慢性的な筋肉痛、硬直が起こる
    筋肉は間違った動きを記憶し正しくない動きでも正しいと学習する。痛みの症状が消えた後でもそのTPの時々の活性化が何年かあとに痛みを誘発させる。
  1. 11 潜在的TPを含んでいる筋肉の突然の慣れていない短縮は、そのTPを活性化させやすい
    痛みの自覚症状がまだない段階で、無理な運動が重なれば症状は悪化していく。各競技特性や無理な姿勢が続く仕事で、負担がかかる関節・腱・筋肉への負担を理解することが必要です。
  2. 12 TPによる関連区域に引き起こされる自律神経現象として、局部的な血管収縮、発汗、催涙、唾液分泌、立毛現象、めまい、耳鳴り、運動神経の興奮性増大(筋肉に分布している運動神経はあたかも刺激閾が低下したように働く)があげられる
  3. 13 活性のTPによって運動性協調障害をもたらす
    TPの痛み・硬縮により運動動作に必要な位置覚・動作覚・協力性に必要な動きの制限があらわれる。これでは運動能力向上には結びつかず、無理をすると怪我の元にもなります。
  4. 14 TPにより筋肉の硬直化、衰弱をもたらす
    筋膜性硬直は不活性期間の後、特に夜間の睡眠や同じ姿勢で長時間座っていた後で激しい。衰弱は筋肉の痛みを生じる程度の収縮から保護するために生じる中枢性抑制のためである。そして衰弱した筋肉を他の筋肉で代償しようとする。筋肉の短縮した位置での強度と活動収縮力も制限される。間違った行動パターンや関節運動のずれを引き起こす原因になる。
  5. 15 活性のTPは自然治癒することはなく、痛みが引いても潜在性TPに還元化されたに過ぎずなんらかの些細なストレスで再び活性化される恐れがある
  6. 16 TPは関節包、靭帯、骨膜にも発生する
    骨盤の靭帯(仙結節靭帯)にも発生する。繰り返しの刺激がより症状を悪化させる。

6つの特徴

  1. 1 急激な過負荷によるストレスの最中、またはその後における突然の発祥の病歴、障害を持つ筋肉の慢性的な過負荷に伴うゆっくりとした発生の病歴による痛み
  2. 2 放散される特徴的な痛みのパターン、個々の筋肉による特有な痛みパターン
  3. 3 障害を持つ筋肉の衰弱および伸展時の可動範囲の制限
  4. 4 障害を持つ筋肉の硬い、触診可能な過敏帯
  5. 5 硬い筋線維の帯内における指の圧力に対する激しい過敏点。そのことによる患者様の痛みの再現
  6. 6 障害を持つ筋肉に向けられた治療による症状の改善

これらに見当たるところがあればTPを発症していると考えられる。
TPは不活性化されると痛みは消滅する。

筋骨格筋の疾患(炎症痛ではない、神経疾患ではない)

関節炎、腱炎、滑液包炎の炎症とTPは区別される。筋疾患は近くの筋肉に痛みを伴わない衰弱に特徴がある。運動後の痛みは一日から三日後に起こり、遅発性筋痛とよばれ無理な運動、遠心性な動きにより、筋肉の微小な損傷や、そのことからの回復過程での痛みがあげられる。
関節症などでは関節面の狭まり、骨棘形成などみられるが、それらが痛みの直接的原因ではないことが多く関連する筋肉などの組織のTPからの痛みが考えられる。

TPは腱や滑液包の位置している場所に痛みと過敏性を放散するため腱炎や滑液包炎と間違われる。痛み止め注射により痛みは治まることがあるが、痛みのもととなっているTPを見つけ治療しないと再度同じ症状はおこる。神経系疾患は神経の分布範囲における運動・知覚の欠損である。
筋組織の萎縮・衰弱、反射の減少があげられる。知覚の変化はしびれ、ちくちく感など。一方、TPから放散される痛みは深部の鈍痛である。時には強烈な穿刺状の痛みとして感じられる。

内臓疾患

腹壁筋における活性TPは自律神経経路を通して内臓の機能を乱すことがあり、これらの内臓機能の不調は体性から内臓への効果を示す。
逆に内臓の不調は骨格筋に痛みを放散することがある。

トリガーポイント現象に対する説明

  1. 1 代謝の増大と循環の減少
    TPはほとんど組織的な変化を生じない機能障害であるところの代謝要求の増大または循環の制限の部位であることを示す。TPにおいて観察される温度上昇はそのことが理由に考えられる。TPは局部的な虚血の部位を示す。
  2. 2 触診可能帯
    触診可能な硬化状に見られる変化に関して、繊維性組織の蓄積、局部的な浮腫または侵潤、筋硬症(筋肉コロイドのゲル化)、筋痙攣、ムコ多糖体の蓄積があげられる。TP帯の中の筋線維の硬縮は同じ筋肉内の周囲の線維と比較して硬化し、緊張したものと感じられる。

筋線維の収縮活動(アクチンとミオシン)

筋線維の収縮活動は筋小胞体に貯蔵されているカルシウムの素早い放出と再吸収によって行われる。カルシウムの放出は収縮活動を始動させ、戻りを停止させる。このカルシウムの放出は伝播させた短い活動電位によって引き起こされる。

しかしTPを活性化させている外傷が筋小胞体を損傷させてそのためカルシウムが供給されたままになれば、長時間にわたってカルシウムにさらされた筋線維分節はATPエネルギーの供給が続く限り収縮活動を続ける。この収縮活動はカルシウムとATPがある限り活動電位が存在していなくても持続する。その持続する収縮が触診可能体を構成している線維に緊張と硬化をもたらす。筋肉が伸展され、ミオシンヘッドがアクチン糸状体の反応部分から引き離されるまで充分に筋線維が引き伸ばされれば、この活動は終了し収縮力は停止する。
もちろんTPには痛みが伴いその痛みによる作用が筋肉の緊張を強めていることもあり、ストレッチや圧迫マッサージ・振動・温熱・物理療法・手技療法など痛む箇所や筋肉の特性・体の構造に適した治療法が求められる。

TP発生機序

急激な筋肉の緊張・繰り返しの動作・無理な運動・軟部組織の損傷などによりその筋肉内に過負荷を与え、筋小胞体の部分的な破裂を引き起こす。筋小胞体とは、筋原線維を網の目のようにして取り巻く組織で、カルシウムイオンを貯蔵している。カルシウムイオンは筋原線維中に放出されるとATPとの作用で、筋線維中のミオシンヘッドをアクチンに付着させる。その結果として筋肉の収縮単位である筋線維分節が収縮する。

通常、カルシウムイオンが筋小胞体から放出され、再び速やかに筋小胞体に回収されることで、筋線維の一回の収縮が終了する。正常な状態での連続した筋緊張は、この作用を連続して無数に行い続けている。ところが筋小胞体が破壊されると、カルシウムイオンがその周辺に流れ出し、結果として常に収縮した状態にある一帯が筋肉中にあらわれる。
このような筋肉中の一部の線維の持続的な収縮状態は、周りの筋線維の恒常的なストレスや疲労を生み出す。この状態で無理な動きが加われば、更なる筋小胞体からの放出をまねき悪循環となり、緊張帯が広がる。このような持続的収縮はそのためのエネルギーを必要とし、ATPはADPとリンに分解することによってエネルギーを発生する。カルシウムイオンが回収されずに浮遊している限り、ATPはADPとリンに分解し続けエネルギーを供給する。ATPからADPとリンへの分解は発熱反応で、この部位では局部的に温度の上昇が見られる。これは代謝が異常に高まった状態である。
筋緊張により血管の収縮が余儀なくされ、この部位への血流は減少する。TP緊張帯の中の刺激が活性化しているところでは、ヒスタミン・キニン・セロトニン・プロスタグランジンなど発痛物質が分泌される。

血流が阻害され循環も悪いためこれらの物質が組織内にとどまり疼痛は持続する。この状態が続くと栄養状態が悪くなり、線維の退化、長さのばらつき、脂肪や結合組織が筋線維と置き換わるなどの相当の長い経過をたどったものと思われる。
当然その修復には時間をかけて組織修復をしていくことになる。アクチンとミオシンが互いに「はまり込んで」離れない状態で、かつ、痛み物質が広がり痛み出している状態がTPである。この「はまった」状態を引き離してやり、過多になったカルシウムイオン、ADP、疼痛物質、をこし出し筋小胞帯の損傷を修復するのに必要なエネルギーを送り込んでやり、その経過を見ることがTPの治療になる。
TPはもちろん引き離す動作のストレッチだけに反応するのではなく、温熱、振動、圧迫、手技にも反応する。

初診時の疼痛パターンの解釈

あなたは痛みが始まった日のことを覚えていますか?
施術鑑別時にTPを押して痛みがあるということは、異状があることを理解する必要がある。病歴はその疼痛パターンが安定していたか、またはそれが何ヶ月も、何年にもわたって起こっていたかどうかを示すものである。もしそのパターンが安定していれば、その痛みはTP治療によって早急に快方に向かうはずである。慢性化し次第に多くの筋肉を巻き込んでいる場合、TP以外の原因が関係していることが考えられる。繰り返しの治療に加え患者様本人の日常活動の見直しにより体の自然治癒力を回復させる必要がある。TPはなんらかの明らかな筋肉緊張の原因によって激しく起こることもあれば、気付かないうちに慢性的過負荷によって進行していることもある。疼痛の発生源であるTPが認識されず治療されなければ、その症状は何ヶ月、何年と続くことになりかねない。一群のTPが不活性化されても、それらの疼痛がなくなることによって、次の隠れたTPが活性化され痛みを発することがある。筋肉の動きに対する理解が必要になる。その動作を生み出すためにどの筋肉が使われているのかという知識とともに、その時にどの筋肉が緊張するのかについては運動学・解剖学の見識が豊かであれば一般的には理解でき、患者様のTP発生機序についての手助けとなる。

しかし無理な動きが重なったり、不用意な急な外力による影響された動き、組織に損傷があるにもかかわらず運動を続けたり仕事を続けると正常な筋肉の動作は失われ、痛めた原因やTPの存在を見落とす可能性もある。患者様との信頼関係の元、適切な問診が必要になる。
治療上、治療を受けている筋肉を用いる動作や行動の知識を持ち、患者様に対して正しい身体のメカニズムを説明することが必要になる。患者様はさらに筋肉が過負荷状態となってTPが永続化することを防ぐためには、どんな動作・行動を避けなければならないかを正確に理解する必要がある。治療だけでは限界があり、患者様自身が協力する気持ちを持ち先生の意見を取り入れ、自身の運動や日常動作の中でどの動き・どのタイミングが痛いのか、またできない不十分な動作はどの時かを注意して発見することが良くなる上でも再発を防ぐ上でも必要になります。治療スタッフと共有することも必要です。

悪化原因

  1. 1 TPを含む筋肉の持続的な無理な繰り返しの収縮運動
  2. 2 TPを含む筋肉が長時間にわたって収縮位に保たれた時(長時間の座位)
    痛みと硬直は患者様が寝床から朝起き上がる時、また動かずに座っていた椅子から立ち上がる時に痛みが出る。
  3. 3 冷えた時、特に筋肉が疲労している時の冷風
  4. 4 TPに圧力を加えた時
    締め付ける、圧迫するなど衣類やかばんを片方の肩で抱える。
  5. 5 筋肉の収縮位での活発な使用
    収縮したままの長時間の同じ姿勢。
  6. 6 筋肉を伸ばしながら関節運動をする伸展動作を繰り返したりする
    収縮運動よりはより大きな力を出せるが、筋肉には負担が大きく筋線維の微小断裂からTPが発せられる可能性が考えられます。

患者様に対する準備

筋肉はすでにその可動範囲と強度を制限する機能障害を学習しているため、筋肉は正常な機能を学習しなおさなければならない。患者様は痛みを生じるような動きを直感的に避ける。TPを不活性化するために必要な伸展動作・ストレッチ・手技療法は中程度の痛みを伴うため、その治療は患者様の意に反するものとなる。

患者様はその痛みが筋肉・筋膜などの軟部組織のTP発生によるものであることを理解する必要がある。TPにより収縮し痛みを発している筋肉や関節を伸ばせば少しは痛みを感じることを理解し、それが快方に向かうことを理解しなければいけない。

治療だけでは十分でなく休息も必要になる。持続的な回復を達成するため患者様は筋肉に対する配慮についての知識が必要になる。筋肉は収縮し、弛緩し、そして可動するように作られている。それらは長時間にわたる持続的な収縮状態または固定された姿勢、特に過度に収縮し続けた姿勢や動作を保つようには作られていない。

姿勢のとり方

良い姿勢は筋肉の持続的な収縮や長時間の短縮状態、緊張を防ぐ。
僧帽筋上部の緊張はひじを正しく肘掛に乗せたりすることで防げる。
これは座っている時。読書の時、車の運転などで必要である。定期的に姿勢を変える、長時間同じ姿勢で作業を続けない。筋肉に休息の時間を与え疲労物質の除去、血行の回復、栄養物質の再取り込みなど期待できます。同じ姿勢で眠り続けるのは困難で、寝返りをしたりしながら休むのもこの作用です。
座ったままの作業では一時間に一回は姿勢を変える努力が必要でしょう。
長時間筋肉を伸ばしたままで行う動作。坂道を下る(太ももを伸ばす動作)、おなかを出した姿勢で座る(腹壁筋の遠心性・伸展性)。より大きな力が筋肉に必用になりTP活性化しやすい。
また筋肉にも負担がかかるが、より少ないエネルギーで大きな力を引き出せるのが伸展性・遠心性収縮であるが負担も大きい。

長引く要因

持続的な筋膜痛症候群TPを持つ患者様のほとんどにおいて持続する機械的ストレスが原因に挙げられる。最も一般的な原因は骨格の非対称と不均衡である。非対称は片方の短い足、骨盤の不対象歪み。また足の指の左右不均衡、特に親指・第二中足骨の長さの違いによる姿勢の乱れが挙げられる。

多くの長引く要因を矯正することなく筋膜痛症候群を治療すると患者様は治療と再発の繰り返しになる。
特定の筋膜治療の効果がどれほどの期間持続するかは、どのような未解決の長引く要因が残っているかに左右される。持続するストレス、食生活、生活習慣、休養不足、メンタルの持ち方なども身体の機能に大きく影響します。これらは交感神経機能の働きに影響し体の自然回復力を低下させます。

短下肢・骨盤不全

立ちあがったり歩いたりする時に悪化する痛みを持つ患者様は下肢の長さが違う可能性がある。座っていることで背中など痛みが生じるのは骨盤の不均衡が考えられる。下肢の長さの違いは約1.3センチを目安と考える。繰り返し足の前後の体重移動により上体と下体を支える腰(肋骨と骨盤の間を支える筋肉)に負担がかかり痛みを生じることが多い。

このことが肩から上の首・頭部へのひずみに繋がる。これらの治療には足底板作成による足裏の負担のかかり方を分析し正しい足裏の筋肉(腓骨筋・母子屈筋・後頚骨筋)の使い方を学習することで体重移動も無理なくできるようになり体への負担も少なくなります。歩く動作、同じ位置に立っている姿勢では筋肉の運動量は思ったほど稼動せず、より少ないエネルギー量で効率よく動けること必要になります。

骨性支持や動き始めの腱の急激な張力、重心移動の運動により歩く動きは主に作用していると考えられます。身体の左右非対称は顔の左右における長さの違い、歩行中の身体の片側への傾きまたは揺れ、体重を短下肢側にかけ、長下肢のほうを前にしてわずかに膝を曲げるなどの動作になる。骨盤不全・短下肢の検査治療はカイロプラクティック・トムソンテクニック、アクチベーターテクニックが好まれる。TP治療と併用すれば効果はより確実なものになる。第一中足骨の短い足の構造が余分な筋肉作用を必要とする。第一中足骨頭における体重負担を増大させるため親指に付着する筋肉(長母指屈筋・短母指屈筋)の使用の増大、母指関節の硬直化、皮膚の肥厚がみられる。

スカートやズボンをはくために片足で立つ姿勢は殿筋や腰部の筋肉を緊張させる。その動作は座って行わなければならない。または少なくとも何かに体重を支持しなければならない。何かを床から持ち上げる時に身体を捻りながら傾いた姿勢で持ち上げることで背部に痛みが出る。伸展さす筋肉と捻る筋肉は違うからである。