めまい

めまいやふらつきが再発する理由

一年に数回めまいが再発する

 

めまいやふらつきになると、日常生活にも影響が大きくあります。

急なめまいでは、起き上がるのもままならず、

不用意に動くと吐き気や転倒の恐れもあります。

当院で扱うのは、良性のめまいで、命に別状の影響のないものです。

脳梗塞や急性の神経の感染症や炎症が疑われる場合は、

できるだけ早く病院で脳の検査を受けってください。

一年に数回めまいを繰り返している、ふらつきが時々起こる

このような状態は、激しい症状が出ることもありますが、

初めのころに比べると、程度は少なくなっていることも多く、

耳鼻科で薬をもらって安静にしていると、数日から数週間で

治まってくることもあります

 

薬だけでめまいが完治しない理由は

 

めまいに出される薬には、めまいやふらつきの原因になる

耳の内耳の半規管のリンパの流れをよくする利尿作用の薬が主です。

内耳のリンパの流れが一時的に乱れることで、

今まで正常に働いていた耳の半規管や耳石器に乱れが出ます

この原因に、耳石が一時的にはがれることで半規管に入り込み

リンパの流れが乱れることもあります。

これを薬でリンパの流れを良くすることできますが

めまいやふらつきは耳の内耳だけの問題ではありません。

 

めまいやふらつきにリハビリが必要な理由

 

私たちが普段、物が動くと瞬時に振り向いたり、

首を傾けて物を視線で追えるのは、耳の内耳にある前庭神経の働きが

正常のおかげです。

前庭神経は耳の半規管や耳石器からの信号と受け取り、

体がどう反応するか指令を出します

ここから小脳に働くことで体のバランス感覚をとります。

めまいやふらつきには体のバランス感覚が大切です。

まっすぐ歩けない、少し歩くと壁に手をつかないと歩けないなどは

耳の内耳の問題もありますが、内耳からの信号が

小脳で乱れていることも関係します。

体のバランう感覚は足の裏や足の関節、骨盤などと連携して

まっすぐ歩いたり、すぐに方向を変えることができます。

しかし、乱れた前庭神経からの信号でも、

良性のめまいは時間がたてば、ある程度は体が慣れてきて、

日常生活ができるまでになります。

しかし、耳の内耳の前庭神経やリンパの流れも乱れは、

ストレスや過労で負担が増えると再発しやすくなります。

メニエール病はこれらの症状に耳鳴りを伴います。

再発を繰り返すことも多く、薬だけに頼らず

再発しにくいトレーニングも検討してみてください。