産後の骨盤矯正院長コラム

産後、抱っこ時に片側だけ腰が痛くなる原因と、対策について

産後、抱っこ時に片側だけ腰が痛くなる原因と、対策について

 

産後の肉体について、当院を訪れる患者さんの多くが、

なにかしらの痛みを抱えていらっしゃいます。

今回は、「抱っこをした時に、片側だけ腰が痛む」

原因と対策についてご紹介します。

 

腰が痛む原因の一つとして、出産時における骨盤の開きが考えられます。

 

ただし、出産時における骨盤の移動以外にも、

妊娠前から存在する骨盤の歪みもまた、

痛みを引き起こす原因となり得るのです。

 

腰痛は慢性化してくると、痛みの箇所が

曖昧に感じられてくる場合があります。

まずは、ご自身の骨盤がどのように歪んでいるか、

以下の方法でチェックしてみましょう。

 

1.歩くと片方のズボンがずれてくる、

2.整体に行くと片方の脚の長さが違うと言われたことがある

3.長い時間歩くと、骨盤のベルト付近が痛んでくる

 

このうちはっきり当てはまる人は骨盤の歪みが

慢性化していることが考えられます

骨盤の歪みについて正しいタイプを知りたいという方は

整体院などで詳しく診てもらいましょう。

 

骨盤の歪みから姿勢も乱れ、片方の腰痛が出てくることに

なりかねません。

 

歪みの方向がわかったら、次は対策です。

産後からまだ数か月の間は骨盤ベルトをしながらの対策も必要です

産後数か月と半年以上経過しているのでは体の状態も違います

抱き上げる時、赤ちゃんの頭の方向に対して

体重がかかりすぎていると感じるならば、

定期的に寝かせる時の頭の位置を反対にしてみましょう。

抱っこを継続しているときも同様に、時折左右を入れ替えましょう。

体重を左右均等にかけることで、腰を支える筋肉への負担を

分散させることができます。

 

実は、赤ちゃんを寝かせているベッドの高さも

重要なポイントとなります。

軽く膝を曲げる程度、もしくはしゃがんだ状態から

抱っこができる高さが理想です。

腰を伸ばしたまま抱き上げるのは、おすすめできません。

 

不自然な姿勢で抱き上げる動作を繰り返すと、

筋肉に疲労が蓄積し、やがて炎症や強ばりを起こすようになります。

こうなると、産後の骨盤の歪みや緩みが長引きます。

症状が深刻化する前に、何らかの処置を受ける必要があります。

 

当院では、産後の骨盤にダメージの少ない施術を行っております。

通院による施術以外にも、ご自宅で実践いただける骨盤周りのストレッチ、

生活習慣についてもアドバイスさせていただきます。