めまい院長コラム

めまいと自律神経の関係

めまいと自律神経の関係

 

知っておきたいめまいと自律神経の関係

 

めまいが起こると、脳や耳との関連性を疑いがちですが、

それだけではありません。

めまいの原因が何であるかわからない場合も多いのです。

 

大きな原因が特定できない場合、多くはストレス性(心因性)めまい

となる可能性が高くなります。

 

ストレスに長期間さらされると、副交感神経よりも交感神経が優位になります。

血管が常に収縮することで心も体も活発な状態が続くわけです。

収縮した血管のままだと、酸素や血液が全身に行き渡らなくなり、

全身の機能低下が心配になります。

 

自律神経を構成する交感神経と副交感神経が

うまく作用しなければ、身体はバランスがとれません。

乱れた自律神経は、身体に様々な影響を及ぼすことになります。

頭痛や動悸、発汗などの症状があげられますが、

めまいは最も大きな症状です。

 

めまいだけではなく、その他不快な症状が続く時は、

自律神経のバランスが乱れていると判断し、

きちんとした対処を行うことをお勧めします。

 

まずは自律神経を整えるべく日常生活を丁寧に過ごしてみましょう。

 

・意識的に規則的な生活を送る

不規則な生活や不眠が心配されます。

まずは、決まった時刻に起床して就寝することから

始めてみるだけでもしっかりとした睡眠時間の確保ができます。

 

・大きく息を吸って吐く

寝る前や起き抜けに深呼吸をしてみましょう。

毎日深呼吸を練習することで、ストレスを感じた時に

同じような深呼吸をすれば、気持ちが落ち着く作用が生まれます。

 

・過度な飲食は控える

美味しく楽しく食事をしたり、飲酒をすることはストレスの発散になります。

半面、気づかないうちに摂取し過ぎる食べ物や飲み物は、

自律神経の乱れにつながります。

落ち着いた雰囲気でゆっくり食事を楽しむことで、

心のバランスもとることができます。

 

・血流をよくするストレッチ

自律神経の乱れからくるめまいは、首・肩・背中が固まっていることが多いです。

そのため、肩甲骨はがしなどがおすすめです。

リラックスして両足でバランスをとって立ち、

両手を方にのせて肘を前から後ろへ30秒間回します。

次に肘を艦隊側に後ろから前へ30秒間回します。

 

めまいと自律神経は、関連し合っていて

切り離して症状を改善することは難しいです。

こういう関係性があることを知りつつ、

自律神経のバランスを整えていけば、

めまいを改善することは難しいことではありません。

めまいの原因が器官や臓器でなかった場合、

自律神経との関係を思い出してみてください。