院長コラム

 姿勢が悪い原因と対策方

 姿勢が悪い原因と対策方

 

姿勢が悪くなる原因を知って対策を始めましょう

 

「姿勢が悪い」と聞いて、思い起こされるのは

「猫背」ではないでしょうか。

背中が丸まり、骨盤が後ろに傾き、

頭が前に突き出ている状態が猫背です。

 

けれど、猫背だけが姿勢が悪いという状態ではありません。

「反り腰」は女性に多いとされる悪い姿勢の代表です。

骨盤が前傾して腰が反った状態になっています。

出産や育児などで骨盤が前傾のまま、

反り腰になってしまう女性も多いです。

また、姿勢を良くしようとして

腰に力を入れすぎて反り腰になってしまう場合もあります。

その他、頭部(特にあごだけ)が突き出ている姿勢や

骨盤だけが後傾して重心が後ろにあり過ぎる姿勢も

悪い姿勢の例となります。

 

悪い姿勢は1日でなるわけではありません。

日々、毎日悪い姿勢を繰り返してきた結果なのです。

従って、姿勢が悪い原因は「日常生活」「習慣」ということに

集約されることとなります。

 

スマホやゲームを長時間行うことだけが

悪い姿勢の原因ではありません。

画面を見る際に、頭だけ画面に寄せる姿勢をすると、

筋肉は背中側が緊張し、お腹側が緩みます。

これを続けると筋肉のバランスが崩れることにより、

崩れた筋肉の状態が「正しい」と認識するようになり

姿勢が悪くなるのです。

 

同じ様に、デスクワークであったり、加齢であったり、

あくまでもきっかけに過ぎません。

「正しくない姿勢を長時間続けること」

それを体が覚えること」が悪い姿勢の原因です。

 

毎日の習慣を見直すことが姿勢改善にはとても重要ではあります。

 

・正しい姿勢で立つ

正しい姿勢は、後頭部・肩甲骨・お尻・かかとの4点が

直線になっていることです。

しっかりできているか不安な人は、

最初は壁にこの4点をつけて体に良い姿勢を覚えてもらうようにしましょう。

 

・正しい座り方をする

正しい座り方は、耳の穴・肩の中心・股関節の3点が

直線になっていて、膝裏が90度になっていることです。

背もたれに背中がべったりつく、お尻が離れすぎているのは要注意です。

意識しないとこの姿勢は難しいかもしれないので、

クッションや背もたれの器具を併用してみるのもひとつの方法です。

 

・体を少しでも動かす

体を支えている筋肉は、激しい運動でなくても

鍛えることができます。

背筋を伸ばすだけでも内臓回りの筋肉を、

肩甲骨をよせる動きをするだけでも

肩回りの筋肉を鍛えることができます。

 

「姿勢を良くする」ということを、

意識して毎日を過ごしてもらうだけでも

体には改革を起こすことができます。