腰痛の種類別原因

ぎっくり腰が癖になって治らない原因と対策

ぎっくり腰が癖になって治らない原因と対策

 

ぎっくり腰を繰り返すのは、根本的な原因を解決しないから

 

ぎっくり腰は癖になるとよく言われます。

正確には「繰り返し起こることが多い」ということを

癖になると言っています。

 

では、なぜ繰り返し起こることが多いのでしょうか。

 

ぎっくり腰は、腰やお尻などの筋肉に疲れが蓄積して、

過度の緊張状態が続いているところへ捻ったり、

過度の力が加わったことで起こる

筋肉や靭帯などの損傷を言います。

つまり腰のねん挫です。

 

筋肉に疲れが蓄積する原因として考えられるのは、

・筋力が弱い

・姿勢が悪い

などが考えられます。

 

ぎっくり腰は突然動けないほどの強烈な痛みに襲われます。

ドイツでは「魔女の一撃」と表現されるほどです。

それほどの痛みですから、

痛みに対する恐怖が残るのは当然です。

 

ぎっくり腰が発生したら、次のような流れで治癒してゆきます。

 

第一段階としてなるべく痛みを感じない姿勢で安静にします。

痛みを恐れるあまり、安静にし過ぎると筋力が衰えていってしまいます。

また、動かないことで筋肉や靭帯などが硬くなったり、

癒着してしまうこともあります。

 

第二段階として、痛みがあっても動けるようになったらなる

べく動いて筋肉を使うようにします。

 

第三段階として、痛みがなくなってきたら、

適切な運動やストレッチなどで筋力や

姿勢のバランスを整えていきます。

 

 

この第三段階を、痛みがなくなって

日常生活を送れるからと省いてしまうと、

ぎっくり腰を繰り返すリスクが高まります。

 

痛みをかばって動くときには、どうしても歪んだ姿勢で、

普段とは違う筋肉などに負荷がかかります。

その一方、痛みを感じないように使っていない筋肉もあります。

つまり、体全体のバランスが悪くなっているのです。

 

痛みがなくなって、普通の身体に戻ったと思っていても

、実際は筋力が落ちている箇所、筋肉が疲労している箇所、

骨格が歪んでしまっている箇所などが残っています。

筋肉が弱っているところをかばおうとしたり、

歪んだ姿勢でバランスを取ろうとしていると、

知らぬ間にまた腰まわりの筋肉や靭帯にも

負荷がかかっている状態となります。

 

そこに再び捻りや過度の力がかかると

ぎっくり腰の再発です。

 

 

ぎっくり腰を治すためには、

日常生活を送れる段階まで治ればOK!なのではなく、

ぎっくり腰となったことにより崩れてしまった

体のバランスを整えることが重要なのです。

 

また、最初のぎっくり腰になった時の原因も見つけ出して、

解決する必要があります。

・筋力の弱さが原因ならば、必要なトレーニング

・姿勢が悪いのが原因ならば、それを直し、

体の歪みを無くすストレッチや施術

 

根本の原因を無くして、ぎっくり腰を繰り返さないようにしたいですね。