院長コラム

骨盤の歪みからくる体の症状

骨盤の歪みからくる体の症状

 

「気になるその症状、骨盤の歪みが原因かも!?」

 

気になる症状があるけれど、病院で見てもらうほどではないと

考えることってありますね。

ひどくなったら病院へ行くけれど、それまでは様子見をしたり、

仕方なくその症状と上手く付き合っていくようにすることは

多いのではないでしょうか。

 

そんな気になる症状の原因は、骨盤の歪みかも知れません。

スタイル上の悩みも骨盤の歪みが影響していることがあります。

 

骨盤の歪みは、大きく4つのタイプに分けることができます。

 

歪みのタイプによって、現れる症状が異なってきます。

 

1つ目は前傾タイプ。

骨盤が前に傾いた状態で、「反り腰」とも言われます。

女性に多く見られます。

背骨のS字カーブがきつくなっていることで、

そのバランスをとるために負荷のかかる部分が出てきます。

腰痛、背中が張る、太ももが張りやすい、

お尻が出っ張る、お腹がポッコリするなどの症状があります。

 

2つ目は後傾タイプ。

骨盤が後ろに傾いた状態です。

筋力が低下した時やお年寄りに多く見られます。

バランスをとるために猫背となり、首や肩がこる、

胸やお尻が垂れる、下腹がポッコリするなどの症状があります。

 

3つ目は左右の傾きタイプ。

骨盤の左右の高さが違う状態です。

左右の筋肉のバランスが悪い場合に見られます。

腰痛、肩こり、背骨の曲がり、外反母趾、

O脚、腰のくびれの位置が左右違う、

下半身太りなどの症状があります。

 

4つ目は開きタイプ。

骨盤のパーツが緩んでいる状態です。

出産後の女性に多く見られます。

下半身太りやO脚、むくみ、冷え性、

便秘、頻尿などの症状があります。

 

いずれのタイプでも、悪化すると立ったり、

歩いたりなどの日常的な動作を行うのが

辛くなってしまいます。

また、骨盤が歪んだり、筋力が落ちていることで、

内臓が本来あるべき場所から落ちてきて、

他の内臓を圧迫することになります。

血行が悪くなり、それによってむくみや冷え性、

生理痛などに繋がります。

便秘や頻尿の原因となることもあります。

さらには自律神経の不調など、

様々な不調の原因となっている可能性があるのです。

 

日常生活で習慣となっていることを改め、

骨盤の歪みを直す対策をとれば、気になっている症状が、

軽減したりなくなったりします。

 

自分に当てはまる、気になる症状があるようならば、

骨盤の歪みをチェックしてみましょう。

 

スカートをよく履く人なら、

もし歩いているとスカートが回ってしまい、フ

ァスナーの位置がよくずれている、

という人は骨盤が歪んでいる可能性が大です。