院長コラム

背中のトリガーポイントのほぐし方

背中のトリガーポイントのほぐし方

 

「トリガーポイントをほぐして、背中の痛みを和らげましょう」

 

デスクワークや車の運転など長時間同じ姿勢で作業していると、

背中や肩、腰のコリや痛みに悩まされることがあるかと思います。

そんな時には、ストレッチをするなどコリがほぐれるように,

体を動かすことが多いかと思います。

マッサージをするのも定番の対処法ですね。

 

コリを感じる度にストレッチなどをしても、

その時は良くなるけれど、

またすぐにコリを感じるようになってしまう

というお悩みはありませんか。

 

そんな場合は、トリガーポイントをほぐせていないことが

原因なのかも知れません。

コリや痛みを感じる箇所と発生原因となっている箇所は、

必ず一致するとは限らないのです。

トリガーポイントとは、痛みを発生させるポイントで、

そこを強く押すと激しい痛みがあります。

「動かない」「使いすぎ」が原因で

筋肉の内部や筋肉と関節の境目、筋膜などに出来ることが多いです。

その部分の筋肉が硬くなり、血行が悪くなり、

さらに硬くなる…という悪循環に陥りやすいです。

 

気になる場所をほぐして楽になったはずなのに、

数日ですぐにまたぶり返してしまうのなら、

トリガーポイントを探してほぐしてみましょう。

 

筋肉内部のトリガーポイントの場合、

強く押すと激しい痛みを生じるしこりを

見つけることができるはずです。

そこをほぐしていくのです。

筋肉内部ですから、ストレッチだけでは難しいため、

自分でケアする場合は道具を使うのがおすすめです。

 

昔からおなじみのテニスボールやゴルフボールを

使う方法を紹介します。

ピンポイントでしっかりとトリガーポイントをほぐすことができます。

最近は、テニスボール状のグッズもありますから、

それを使うのも良いですね。

 

ボールを床に置き、その上にあお向けに寝転がって

背中の下でボールを転がしながらトリガーポイントを探します。

押すと痛みを感じる箇所を見つけたら、

そこにボールを当て圧迫したまま30秒強動かずにいます。

ぱっとボールを外し、圧迫で抑えられていた血流が流れるようにします。

これをを2、3回繰り返す。

 

 

また、スポーツショップ等で目にするフォームローラーを使うことでも、

トリガーポイントをほぐすことができます。

フォームローラーは広い範囲を一度にほぐすのに適しています。

ボールを使う方法でトリガーポイントが

うまく見つからない場合に使うのも良いでしょう。

 

自分ではうまくトリガーポイントが見つからない、

ほぐせない場合や確実にトリガーポイントを見つけてほぐしたい時には、

接骨院などで専門家の施術を受けることを考えましょう。