片方の肩が夜痛み出す原因
片方の肩が夜痛み出す原因
「片方の肩が痛い!夜間に痛みを感じる原因とは?」
成人の頭は約6kg、片腕は約3〜4kgあると言われていて、
その重さを首と肩で支えています。
約12kgもの重さを支えているのです!
例えば1日8時間寝ているとすれば、残りの16時間、
起きている間中、首と肩は働き続けています。
普段あまり意識をしませんが、40代を過ぎると
きちんとケアをしておかないと、
肩の痛みに悩まされても不思議ではありませんね。
長時間同じ姿勢でいると、肩の筋肉がかたくなり
痛みの原因になります。
姿勢が良くない状態だとなおさらです。
特に多いのが、パソコンの前で長時間座っている状態や、
スマホを見ている姿勢。
画面に夢中になり背中が丸く顔だけ突き出した状態は、
典型的な良くない姿勢で肩から腕、首への痛みの原因になります。
下腹部の腹筋を使い、背中をまっすぐ天井に伸ばした状態で、
目線はまっすぐ前を見るというのが本来の姿勢。
この状態だと、肩に必要以上に負荷はかかりにくくなります。
睡眠不足や疲れがたまったことで起こる疲労型。
先ほどのパソコン作業のように、
同じ姿勢が長く続いたことで猫背になるのもこのタイプ。
姿勢だけでなく、胃腸の状態が良くないことが
肩から腕への痛みの原因になることもあります。
胃腸が弱っていると水分代謝がうまくいかないことによります
両腕の使用頻度の違いで起こるケースもあります。
この場合の使用頻度は、肩から手指までのこと。
左右どちらかの方の使用頻度が高い場合、偏りが出ます。
使用頻度が高いと固まる原因になり、特定の部位に痛みや凝りを感じます。
逆に、使用頻度が低い方が肩の痛みのなることもあります。
関節や筋肉を動かすことが少ないことで起こるケースです。
1日の中でも肩の痛みは夜間にひどくなることがあります。
布団の中で仰向けになると痛みを感じたり、
片側を下にして横になると痛いなどの夜間痛です。
この原因としては、関節の可動域制限が考えられます。
肩の前にある靭帯や肩周辺の筋肉や関節がかたいと、
寝ている時に痛みを感じやすくなります。
背中に手を回したとき、外にねじれる動きが悪い場合に起きます。
仰向けに横になると、腕が床に落ちて外にねじれる状態になり、
靭帯や肩周りの筋肉がかたいと、無理に伸縮されて痛みを感じます。
うつ伏せにして寝ると、腕が内側に入り逆のねじれが生じて痛くなります。
特に、肩の使用頻度の違いで左右どちらかの肩に不具合がある合に、
この夜間痛を感じやすくなります。
寝ている間の痛みは昼間に感じるよりも辛いので、
ストレッチやマッサージなどで肩から腕への動きを
確認したり軽く動かしましょう。
症状が長引いたりすれば専門医に診てもらいましょう。