腰痛の種類別原因院長コラム

腰痛のときの寝方の注意点

腰痛のときの寝方の注意点

 

「腰痛持ちの人は寝方に要注意」

 

睡眠は人間にとってとても重要なものではありますが、

意外に体が凝ってしまったり、疲れがとれなかったりします。

これは寝る際の「姿勢」が人により千差万別、

色々な特徴があるのも原因です

特に、寝ている時には「腰」に大きな負担がかかっています。

腰痛持ちだからこそ、寝る時の姿勢に注意をしないと、

さらに腰痛を悪化させる…なんていうこともあるので

注意しましょう。

 

腰に負担のない寝方は、「仰向け寝」だとされています。

起き上がっている時に腰が痛くても、「仰向けに寝ると樂」と

感じられるならば、そのまま仰向け寝が最適でしょう。

 

しかし、仰向け寝は寝ている際の骨盤の歪みや

お腹の内臓や脂肪、全て腰にかかってくることが予想されます。

今が大丈夫でも将来的には仰向け寝だけを続けると

腰痛になる可能性も考えられるのです。

 

仰向け寝の対策としては、

 

・一定の姿勢のみにならないように

 寝返りしやすい寝具環境にすること

・腰に合わせたマットレス選びをすること

・女性に多い「反り腰」になった場合に

 立膝で両ひざを60度ぐらいに曲げ

 腰とマットレスの隙間をなくすこと

 

横向きの寝方があっている人

 

「横向き寝」の方が合っている方もあります。

仰向けにすると落ち着かないなどある人は、横向きでも結構です

横向きに寝て、腰が樂なように足の位置を自分流に調整することで

痛みを逃がすことも可能です

 

横向き寝は、体全体の負担を考えると注意した方がよい寝方です。

体の重みを支える部分が仰向け寝よりも体の片方になり

面積が小さくなります。

また、ウエストとマットレスの間に隙間ができるので、

腰の部分の支えが非常に不安定になります。

寝返りを適切にうてる状況でない限り、

腰だけでなく首や肩など体全体に負担をかけます。

 

 

横向き寝の対策としては

 

・寝返りができるスペースを確保する

・脚の位置を楽な体制で工夫する

・体のバランスを保つため抱き枕(クッション)などを利用する

 

うつぶせ寝は注意

 

腰痛持ちの方で「うつぶせ寝」が気持ちいい…

という方は問題ありませんが、

本来うつぶせは、「反り腰」になりがちです。

うつ伏せで、両肘を立ててスマホを見ているのが

習慣な人は気を付けましょう

寝ている時には無意識なことが多いため、

負担が強いうつぶせの寝姿勢は十分注意しましょう。

 

 

睡眠中の全ての寝姿勢を自分でコントロールすることが

難しいからこそ、寝具選びは腰痛の人にとって、

とても大切なことになります。

「フィットする」寝具を選んだり、

枕やタオルなどで調整をしながら

自分の寝方で腰痛と付き合っていきましょう。

 

また、寝相や寝返りなど適時行えるように

腰痛の改善や体づくりも大切になってきます。

体の中心である「腰」をしっかりケアすることも

忘れないでください。