院長コラム顎関節症

顎関節症・あごが外れる脱臼癖

顎関節症・あごが外れる脱臼くせ

 

顎関節が外れることは

普通ではありません

 

顎関節症を繰り返している方の中には、

顎がたまに外れる顎関節脱臼の方もあります

正常ならば顎が外れることはまずありません

私たちの日常生活で顎の開け閉めは、

口を開け閉めすることと同じです

日常の会話の中、食事中は絶えず口の開け閉めをしています

この時、顎関節も開いたり閉じたりして動いています

正常ならば、顎に違和感もなく、

更に重症な顎が外れることもありません。

激しいスポーツで顎をぶつけた、

事故で顎をぶつけたなどの

激しい衝撃で外傷的に外れることが

多いのが一般的です

 

顎関節脱臼は慢性化しやすい

 

正常ならば外れることのない顎関節ですが、

激しい衝撃で外れてしまって

そのあと、すぐに戻ればいいのですが

無理に顎関節が引っ張られ、結果

関節自体にもダメージが残ります

関節が緩くなったり靭帯も引き延ばされたり

することもあります

このような場合には、

専門医に顎を入れて

整復矯正してもらうのをお勧めします

 

更に、問題なのは激しい衝撃で

外傷的に外れたのでななく

生活習慣や顎の噛みくせや

大きなあくび、大きく口をかけた際に

顎が外れることです

このような動きは日常生活のなかで

よくある動きです

気を付けていても、大きく口を開けて

食事をすることはよくあります。

この度に、顎が外れるようでは

顎関節脱臼が慢性化しています。

 

外れた時は、激しい痛みで

すぐに自分である程度は戻っています。

顎があずれるのは、顎の関節には大きなダメージです

 

丈夫にできた顎の関節が

何度も外れてしまうには訳があります

 

元々歯並びが悪く、かみ合わせが悪いと

きちんと噛めていないこともあり

顎が外れなくても、

ぎくしゃくした顎関節の動きで

食事しています

 

この状態では顎関節症になりやすく

顎の痛みや顎が開けにくいなど出てきます

この状態で、顎が外れることが加わると

元々の顎関節症が更に悪くなっていきます

顎関節症で悩まれている方は

長年悩み続けている方が多いです

顎が外れると食事にも影響がありますが

見た目にも顔の輪郭が崩れています

 

急な衝撃で顎が外れた場合は

専門医で顎を入れてもらう矯正で

良くなるでしょうが

慢性的に悩まれている場合は

歯並びの矯正も検討し、

顎関節症の施術を定期的にしていくことで

正しい顎関節の動きに戻していくことが必要です