院長コラム

更年期障害の治療法

更年期障害の治療法

 

「自分に合った治療法を選ぶことで

更年期障害をコントロールで

きるようになります」

 

更年期の症状で多くの方が困っている内容で

重複するものがいくつかあります。

・それぞれの症状で軽重があり対処が違うこと

・はじまりと終わりが見えないこと

・自分自身で症状をコントロールできないこと

 

肉体的な症状だけでなく、感情面での症状

多く現れることがあるため、

心身共にダメージを受け続けてしまうことが

あるのが更年期障害です。

 

更年期の症状が現れ始めてから、

日常生活がままならない状態になる

「更年期障害」へなる可能性もあります。

症状が軽いから…と楽観せず、

いざという時のためにどのような

治療法があるのか知っておくことは大切なことです。

 

更年期障害の治療は、婦人科での問診が

第一歩となる場合が多いです。

症状によりどのような治療法が適しているか

判断をしてもらう必要があります。

 

以前から知られている「漢方薬」は、

様々な症状を伴う更年期治療に有効ですが、

生薬の組み合わせは人それぞれのため、

専門家の知恵を借りて

相性の良いものを選んでいくのがベストでしょう。

 

精神面での症状が重い人には、

「向精神薬」の処方も検討されます。

新しい抗うつ薬は、

更年期症状の緩和にもつながると言われています。

どういった向精神薬を用いるかは、

専門医の診察が必要となります。

 

更年期障害の原因である

エストロゲンの減少を補うために、

「HRT(ホルモン補充療法)」があります。

ただし、HRTには様々なタイプ、投与法もあるため、

最適な治療法を医師と選択していくことになります。

 

それと同時に、更年期障害は

脳と卵巣の意思疎通がうまくいかないことにより

自律神経の乱れも関わってきます

自律神経は、頚椎から骨盤にかけて

骨や内臓の周囲にはりめぐらされています。

そのため、自律神経の乱れを整えることも

更年期障害の改善につながります。

 

自律神経を整えるために、

背骨や骨盤のゆがみを改善することも有効です。

体にかかっている緊張感は、

自分自身ではほぐすことができません。

体が思うように動かないことによる

ストレスもかかってきます。

普通の日常生活を送ることができるように

自律神経を整えることは、

どちらにも良い作用をもたらすことでしょう。

 

更年期障害の症状は、

ある日突然がらっと変わる可能性があります。

揺れ動く時期をどのように乗り越えるか、

どうやってコントロールしていくのか、

ひとりで悩まず治療法を提案してくれる所へ相談してください。

 

肉体的にも精神的にもつらい症状がある場合には、

医師に相談し、最適な治療法を選択すると共に、

体のゆがみを整える方法もあるということを

知っておいてください。