めまい院長コラム

立ちくらみの原因とめまい

立ちくらみの原因とめまい

 

「自律神経のバランスを整えて、

立ちくらみやめまいを改善しよう」

立ちくらみとは、急に立ち上がった時に起こる

めまいやふらつきのこと。

脳への血の流れが悪かったり、

脳が酸欠状態の時に起こることが多いです。

 

体を動かすことが少ないと、

血液が下の方にたまりやすいので、

座りっぱなしや体を動かさない状態が続くと、

立ち上がった時にくらっと

めまいが起こることもあります。

年齢に関係なく、生活リズムの乱れから、

立ちくらみが起こるのはよくあることです。

不規則な生活が続くと、

自律神経のバランスが崩れやすくなります。

 

疲れているのに眠れない,

寝ても体が楽にならない、だるい,

という症状があれば、

それは自律神経のバランスが崩れている証拠です。

普段から自律神経のバランスを整える、

という意識がとても大事です。

 

自律神経は、脳から全身に行き渡っている末梢神経のひとつで、

交感神経と副交感神経があります。

自発的に動かす運動神経とは違い、

自律神経は人の意思とは関係なく、

体の各臓器をコントロールしてくれています。

 

昼間、活発に活動しているときは、

交感神経が働き、

夜間などリラックスモードのときは、

副交感神経が優位になります。

 

この2つの神経は、どちらかが優位に働いているときは、

もう片方の働きは抑制されるといった感じで

バランスをとっています。

寝つきが悪いとか、疲れているのに眠れないというのは、

副交感神経がうまく働いていない状態で、

体がリラックスモードになっていないから。

活動するときと休むときの切り替えが

うまくできれば、入眠もスムーズになり、

質のよい睡眠をとることができるようになります。

 

夜、副交感神経を優位にするためには、

昼間にメリハリのある活動をする必要があります。

体を動かし、適度な運動を取り入れることも大事です。

 

日中、活動をしていても、

一日中デスクワークなどで座りっぱなしだと、

交感神経が活発に働いていないために、

夜になっても交感神経が働いてしまうことになります。

 

また、寝る前の過ごし方で、

良い眠りができるかどうかも変わってきます。

寝る前は交感神経から副交感神経にシフトできるように、

リラックスする時間を持ちましょう。

・39℃くらいのお湯に入浴する、
・部屋の照明を落としてゆったり過ごす
・テレビやパソコン・スマホの画面を見ないようにする
・カフェインをとらない

など、寝る前の過ごし方をちょっと工夫するだけで

自律神経のバランスを整えることができます。

立ちくらみやめまいは、

規則正しい生活を送ることや

自律神経のバランスを整えることで、

かなり改善することができます