顎関節症

顎関節と骨盤の関係

顎関節症の代表的な症状として次の3つが挙げられます。

その3つとは、
・口が大きく開けられない
・口を開け閉めする時にカクカクと音がする
・食事をするとあごや顔の筋肉が痛い
というものです。

原因として、
虫歯、かみあわせが悪い、

ストレスなどによる歯ぎしりや

食いしばりなどが考えられます。

顎関節症の初期は、あごに違和感を感じ、

あごの痛みや顔の筋肉痛、

かみあわせが悪くなるなどですが、

放っておくと症状はどんどん広がっていきます。

 

あごに違和感を感じたら早めの対処が必要です。

 

まずは、虫歯の治療をし、虫歯によ歯の痛みを鎮めることも大切です。

顔やあごの関節を調整するために、マウスピースを使ってバランスをとることもあります。

骨盤のゆがみも顎関節症に関係します。

顎関節症は、鼻、口、あごの顔周辺の違和感に加え、

頭痛やめまい、肩や首のこり、腰痛を引き起こすこともあります。

かみあわせのバランスが崩れるというのは、

顎関節症の初期症状ですが、

口周辺、あごから頭にかけては筋肉でつながっているので、

かみあわせが狂うと脳や頭蓋骨そして頸椎というように、

順番に狂いが生じてきます。

 

これは、顎関節が脳の近くにあり、頭がい骨と頸椎をつなぐ関節部に近いからです。

顎関節は、下顎頭と側頭骨でできていて、

その下に頸椎と呼ばれる首の骨があります。

頸椎と背骨はつながっていて、そのまま骨盤、股関節、

そして足の骨と一つにつながっています。

骨盤は上半身と下半身をつなぐ体の中心に位置して、

体全体の骨格を支える重要な役割を果たしています。

 

顎関節症の原因が骨盤のゆがみから来ていることもあります。

骨盤のゆがみは、体全体に影響し、特に背骨をゆがませます。

背骨とつながっている頸椎もゆがむので、

顎関節のズレにもつながります。

実際、骨盤のゆがみを解消すると、

自然とかみあわせがよくなったというケースも多いです。

 

顎関節症は、頭蓋骨の一部である

あごの骨のズレから来るトラブルですが、

治療法としては口の中や顔周りの治療だけでなく、

骨盤のゆがみも矯正する必要があります。

 

また顎関節症の予防として、

自分でできる体のメンテナンスもあります。

それは、生活のクセを見直すこと。

▪頬杖をつくクセはないか

▪足を組むクセはないか

▪猫背になっていないか

▪片方でばかり噛んでいないか

▪歯ぎしりをしていないか

などです。
日常生活の自分のクセ、一度見直してみてはいかがでしょうか?