腰痛の種類別原因

脊柱管狭窄症・手術する前に知っておきたい治療法

脊柱管狭窄症

腰の骨の中心には脊髄神経が頭から骨盤にかけてあります。

その中心にある脊髄神経が腰の部分で締め付けられ足がしびれたり筋力低下や、腰の痛みに加え、

症状が悪化すれば長い時間歩けない、

少し休めばしばらく歩けるなどの容態になります。

 

ほとんどが年齢による加齢で腰の骨の周りの靭帯が変形してくることが原因です。

 

最新の研究データでは病院でレントゲンを撮り、60代以降の方であれば約3割は脊柱管狭窄と言われます

 

腰の骨の中心には脊髄神経が走り、脚や骨盤に神経を出しています。

脊髄神経の背中側に靭帯がありこの靭帯が厚くなり変形してくる状態により、

中の脊髄神経が圧迫され脚にしびれや痛みが出ると脊柱管狭窄症と呼ばれます。

 

年齢的には60代以降がほとんどで、若年層やスポーツによる怪我などでは急にはなりにくいものです。

 

タイプ別に分類すると

1.神経根型・・脊髄神経から枝分かれしている腰の神経が狭窄され圧迫されることでおこる
       主に片側の脚に症状が出ることが多い

2.馬尾型・・脊髄神経全体が圧迫されることで両方の足に症状が出る。

      重症化すると尿失禁などが起こる
3.混合型・・1.2の両方が混合している

 

脊柱管狭窄症にはヘルニアによる神経の圧迫も考えられることが多く、

病院での画像診断でも脊柱管狭窄症だけが原因なのか検討が必要です。

脊柱管狭窄症は腰椎椎間板ヘルニアや骨の変形も同時にあることがあります。

 

腰痛の原因が分かりにきと言われるのも、いくつかの原因が重なっているからです。

 

明らかな脊髄神経症状の尿漏れや脚がもつれるなどの症状がなければ手術対象にはならないです。

手術は腰椎の一部を削る手術となるようです。

 

脊髄の中の靭帯が厚く変性する理由についてははっきりした研究がまだありませんが、

最新の研究のなかでは、腰の骨に負担がかかることで支える靭帯にも負担がかかることで、脊髄の中の靭帯が変性してくるといわれていま。

それにより時間をかけて少しずつ変形してくると考えられます。

脊柱管狭窄症はリハビリで一時的に腰が軽くなったり、脚が出やすくなることもありますが、

細くなった脊髄が広がるわけではなく、骨・靭帯の変形ですから広がりません。

 

しかし、締め付けている神経に影響が少ないようには、リハビリで効果は期待できます。

分かりにくい表現ですが、変形した靭帯や骨は元には戻らなくても、

脊髄の中を滑らかにすることで腰から脚への神経への影響は少なくできます。

脊柱管狭窄症が年齢とともに悪くならないためにも、

体幹の安定や脚への負担の掛かりにくい生活を心がけることが必要です。