腰痛の種類別原因

脚がしびれる腰痛・椎間板ヘルニア

 

椎間板ヘルニアについて

椎間板内の髄核が外に飛び出して腰から脚の神経を圧迫して神経痛を出します。

急にヘルニアになり激しい痛みになることもあれば、

初めは少しのしびれが何かの拍子で大きくヘルニアが飛び出すこともあるかもしれません。

いつもと違う腰痛、耐え難い腰痛や脚の急なしびれがあれば、

椎間板性ヘルニアによる腰痛かもしれません。

 

腰を前に曲げた状態で腰の痛みや脚へのしびれが出ることが多いです

 

ヘルニアのタイプとして

・椎間板の中心の髄核の飛び出しが周りの繊維輪から飛び出してないタイプ

  このタイプは比較的ヘルニアの飛び出しが小さく保存両方の対象です。

・飛び出した髄核が繊維輪を突き破っているが脊柱の神経には達していない。

 ヘルニアが大きく飛び出したタイプで手術適応となることが多い

 

腰椎椎間板性ヘルニアの場合、片方だけの脚や臀部にしびれや痛みが出ることが多く、

両方の足にしびれや痛みがあれば飛び出したヘルニアが脊、髄の真ん中近くのこともあり、病態はきついことがあります。

 

耐え難い腰痛、いつもと違う腰痛を感じたら、

病院でレントゲン、MRi検査で画像診断をはじめにしてもらうのがお勧めです。

 

急なぎっくり腰と椎間板ヘルニアの痛みとどこが違うのかですが、

一般的には、急なぎっくり腰は、数時間安静にして、

2,3日様子を見れば動けるぐらいには回復してゆきます。

 

対して、腰椎ヘルニアでは、症状がはっきりと出ていれば、

安静にしていてもしびれや痛みが出続けます。

 

この間の耐え難い痛みが数日続くとこもあります。

この間、痛み止め薬やブロック注射で様子を見るのが病院では一般的です。

急なヘルニアで痛みやしびれがはっきりあり、痛み出した当初の頃は、

痛みを鎮めるために薬で様子を見て、そのあと、腰のリハビリに移りながら、

ヘルニアが治まるのを待つやり方もあります。

 

椎間板ヘルニアの場合手術をしなければならないのは全体の1割から2割で、

残りの半分はリハビリ療法で経過を見ながら3~4か月間様子を見るのが一般的な考えです。

飛び出したヘルニアは元に戻らないわけはなく体が吸収する見解があります。

ヘルニアが飛び出しやすい姿勢を控え、

長い時間のデスクワークや重い荷物を運ぶなどの動きはヘルニアを刺激して痛みやしびれをきつくします。