膝の痛み院長コラム

膝を曲げると痛い原因は

普段、それとは意識せずに身体を動かしている場合がほとんどですが、

思うように動けないときや痛みを感じるときなど、

急に原因箇所を意識するようになります。

とりわけ膝の痛みは、症状の重さに違いはあれ、時に日常生活に支障を

きたすほどのストレスを感じる場合があります。

 

では、膝を曲げたときに痛みを感じる原因として考えられるものは、

何でしょうか。

 

一つは、膝関節の使い過ぎによる、いわゆるオーバーユースの状態です。

長時間の運動や、屈伸運動の反復動作が必要な作業を続けるなどすると、

筋肉だけでなく関節にもストレスがかかるのです。

この症状は一時的なもので、安静にする、ストレッチをする、

アイシングで冷やすなどの処置を行えば、回復します。

 

もう一つは、軟骨が損傷している場合です。

膝蓋軟骨軟化症、半月板損傷などが当てはまります。

膝蓋軟骨軟化症は、若年層に多く見られる症状で、膝に負担のかかるスポーツを

長期間行うことで発症すると考えられています。

治療に用いられる方法として、保存療法、理学療法、薬物療法、

外科的療法などがあります。

いずれの治療も、医療機関の受診が必要となります。

 

次いで考えられる症状は、変形性膝関節症です。

加齢による関節の劣化や、軟骨の摩耗が原因で起こる症状で、

一般的に広く知られている症状名です。

完治させることが難しい症状ですが、痛みを軽減する薬の服用や、

運動療法、体重管理などを行うことで、痛みを軽減させることができます。

 

他には、膝内部にある滑液包という器官が腫れる事によって起こる滑液包炎や、

腱そのものが炎症を起こす腱炎、自己免疫疾患が原因とされている

関節リウマチなども、膝を曲げた際に痛みを伴う症状とされています。

 

炎症を鎮めるための最善の方法は、とにかく安静にすることです。

加えて、痛みの原因となっている行動やスポーツから、遠ざかることも必要です。

 

薬物療法や保存療法以外で、膝の痛みを和らげたいとお考えの方には、

整体の治療をお勧めします。

当院が用いる整体はは病気の原因を局所的なものとは考えず、

全体的に捉えて治療を行うものです。

これは、痛みを訴えている箇所のみを治療するだけでは十分とはいえず、

痛みをかばうために負荷がかかった箇所も併せて治療を行うことが、

症状の緩和を早める方法であるという考えに基づくものです。

膝をかばうと骨盤や腰痛のもとにつながります。膝が痛いと来られても

曲がりにくい理由にはこれらがあることもあります

 

当院を初めて利用される方は予約が必要となりますので、

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