膝の痛み院長コラム

膝の痛みが出る場所はどこに多い

歩いたり、スポーツをしたり、日常生活を送る上でも

「膝」を使わないことはありません。

年齢性別関係なく、膝が健やかであれば元気に過ごすことが

できるのは間違いないでしょう。

 

膝を曲げてみたら…「痛い!」となった時の、

痛みのある部位を5つに分けて確認します。

 

・膝の外側

「腸脛靭帯炎」は膝外側、少し上部に痛みと共に、

腫れや熱感、圧痛なども伴う疾患です。

「ランナー膝」とも言われ、膝を過度に曲げ伸ばしたため

炎症が起こっています。

 

・膝の内側

「鵞足炎(がそくえん)」は膝内側の5㎝ほど下側に腫れや圧痛・熱感が

ある場合には疑った方が良いでしょう。

スポーツで膝を酷使することが主な原因です。

「変形性膝関節症」は立ち上がりや歩く際に膝内側に痛みがある、

主に50代以上の方の疾患です。

軟骨のすり減りによる関節の炎症のため、ゆるやかに日常生活に

影響を与えるので要注意です。

 

・膝の裏側

普段の膝の曲げ伸ばしでも、膝の関節には負担は

体重の数倍の負担がかかります。

膝の動きに無理がかかると膝の裏側も関節から炎症が出たりします。

膝をまっすぐに伸ばせないなど起こります

 

 

・膝の上部

「大腿四頭筋腱炎(ジャンパー膝)」は膝の曲げ伸ばしの際に

「膝の皿上部」にかなり痛みを感じます。

繰り返しの屈伸運動や飛び跳ねるスポーツをしている若年層で

発症しやすいです。

 

・膝の下部

「オスグッド病」は激しい運動により「膝の皿下部」が負荷に

耐え切れず炎症や剥離を引き起こします。

痛みを訴えるのが15歳以下であることが多いため「成長痛」と

混同しやすいのでご注意ください。

「膝蓋靭帯炎」もジャンパー膝と言われていますので、

こちらも無理に激しい運動をしないようにしましょう。

 

 

炎症を引き起こす部位は違えども、「過度な屈伸」「激しい運動」「加齢」

などが直接的な原因となっています。

膝の痛みを放置していると、疾患によっては進行して歩行ができなくなる

可能性もあるのです。

 

受診をするほどの痛みではないけれど…という場合は、

以下のことをやってみましょう!

・安静にする

膝を酷使した認識がある場合はまずは「何もしない」安静が一番です。

・鎮痛剤の内服や塗るタイプの外用薬の使用

服用することで炎症や腫れを抑えることは十分に可能です。

・テーピングやサポーター

痛みがある膝関節を固定することで、関節を安定して

痛みを感じることを抑えます。

・整体院での施術

長く改善されない膝の痛みには全身をみてもらえる

治療院への相談もいいでしょう。