肩の痛み院長コラム

肩の外側が痛い原因と対策

肩の外側というと、ピンとこないかもしれませんが、

背中側とすると、おわかりいただけると思います。

今回は、肩の外側が痛い原因と対策について、解説していきます。

 

年々「肩甲骨周辺が、全体的に痛い」と感じて来院される方が、増えてきています。

なかでも増加傾向にあるのが、特に重たいものを持ったわけでもなく、

激しい運動をしたわけでもないという方です。

 

そういった方たちのライフスタイルを探っていくと、ある共通点が見えてきます。

それは、長時間同じ姿勢を取り続けているというものです。

 

原因の一つとして考えられているのが、2009年以降、急激に普及したスマートフォンです。

また、2020年以降、積極的に取り入れられるようになったリモートワークもまた、

肩の外側に痛みを感じる原因を作り出しているように感じます。

 

リモートワークによって通勤時間がなくなったことで、毎日の運動量は格段に減少しました。

その一方で、室内で気軽にできる運動を始めた方も、大勢いらっしゃいます。

しかし、全体的に、パソコンやスマートフォン、ポータブルゲーム機と

向き合っている時間は伸びていると思うのです。

 

手に持ったものを長時間同じ姿勢で見続けることによって、巻き肩という姿勢異常が起こります。

前傾状態では、猫背と間違われてしまう姿勢になりますが、

壁に背中を押しつけて立った際の肩や背中の形が異なります。

 

巻き肩は、椅子に座って両手で物を持ち、ひざの上にそれぞれの肘を押しつけた時の

肩の位置と説明するとわかりやすいかと思います。

猫背は、背中全体が丸く曲がり、ひどい場合は胸に圧迫感を感じる姿勢になります。

巻き肩も、猫背も、肩周辺の筋肉の中でも僧帽筋や広背筋といった

大きい筋肉に負荷をかけます。

面積が広い筋肉のため、痛みの箇所も広範囲になります。

 

起立姿勢によるセルフチェックで、巻き肩や猫背の症状が見られなかったら、

痛みの原因は別のところにあると考えてよいでしょう。

考えられる原因として、腱や靱帯の炎症や断裂、

骨の変形といった病気に罹患していることなどが挙げられます。

腱や骨の異常は、レントゲンやMRIによる診察でしか確認することができません。

しかし、肩の痛みの関節炎や50肩などでは肩の腱の断裂などは稀な状態です。

病院で異常がないと診断されれば、リハビリを早く取り掛かりましょう