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院長コラム

ランナー障害・アキレス腱炎

ランナー障害・アキレス腱炎

アキレス腱炎とは、アキレス腱に炎症が生じるもので、

長い時間歩いたりするとアキレス腱に負荷がかかって、

疲弊するために起こります。

アキレス腱炎になると踵(かかと)が痛くなり、

腫れや熱を感じることもあります。

軽い炎症なら冷やして安静にしていれば改善しますが、

重症になると手術が必要な場合もあります。

アキレス腱炎の原因

 

アキレス腱は、ふくらはぎの筋肉とかかとの骨をつなぐ腱ですが、

どんな動きをしても負荷がかかる場所です。

そのため、長い時間歩いたり、歩き方が悪い、

間違ったフォームでランニングしたりすると、

アキレス腱炎になることがあります。

アキレス腱は加齢とともに弱くなっていくので、

中高年になって運動すると、どうしてもアキレス腱に炎症を起こしやすくなります。

長時間の立ち仕事や運送業の方、

荷物を運ぶ方で足に負担がかかる人は慢性化しやすいです

ちなみに、扁平足の人もアキレス腱炎を

発生しやすいことがわかっています。

検査

 

アキレス腱炎になると、痛みや腫れやしこりなどができます。

アキレス腱炎の可能性があれば、

レントゲン写真やエコー検査、MRI検査などで確認します。

踵(かかと)の骨(踵骨しょうこつ)とアキレス腱はつながっており、

レントゲンでは軟骨のすり減りも一部あることもあります

かなり痛くなってから自覚症状として現れます

なんとなく痛くなり、いつから痛くなったか思い出せないこともあります

主にアキレス腱の外側が痛くなることが多く、

症状が慢性化するとアキレス腱全体が

こわばり痛みもきつくなります

踵(かかと)の骨の骨棘はアキレス腱側ではなく

土踏まずの裏にできやすいです

治療

 

アキレス腱炎になると保存的療法か、

ひどくなると手術治療する方法が取られることもあります。

保存的治療では、静かにしてなるべく動かないようにすることで

改善をはかります。

もちろん、日常的にジョギングなどの運動をしている人は、

しばらく休養することが大切です。

また、痛みが激しい場合は氷などを袋に詰めて、

患部を冷やして炎症を抑えることも重要です。

また、痛みがおさまらなければ、

鎮痛剤を処方することもあります。

ランニングや脚に負担のかかる仕事をしている人は、

足を休めることが難しいことが、改善しにくいこともあります。

 

中高年のアキレス腱炎

 

中高年の人が急に運動すると、アキレス腱炎を起こしやすくなります。

それは、久しぶりに体を動かす爽快感から、

つい頑張りすぎることも原因のひとつのようです。

若い人がアキレス腱炎を起こす場合は、

単純に運動をしすぎたためであることが多いのですが、

中高年の場合はアキレス腱の老化が引き金となることがほとんどです。

アキレス腱にはコラーゲン繊維が集まっているので、

年齢とともに硬くなってもろくなります。

そのため、慣れない運動で急に負荷がかかると、

アキレス腱が炎症を起こしてしまうのです。

さらに、アキレス腱炎がもっとひどくなると、

アキレス腱が断裂してしまうこともあります。

アキレス腱に痛みや違和感がある場合は、

触ってみると腫れや痛みを感じます。

中高年のアキレス腱炎は単に炎症を起こしただけでなく、

加齢によって腱が硬くなり、部分断裂が入っている場合が多いため、

知らずに運動を続けるとさらに悪化して、

突然断裂することがありますから注意しましょう。